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吉井賢一郎
YOSHII KENICHIRO

吉井賢一郎

医療法人社団PRIDE会 吉井矯正歯科クリニック 理事長

「唯一無二の矯正歯科」を目指し、
限りない理想を追求すること。
一生を共に過ごす歯の状態は、人間のあらゆる健康に影響を及ぼす。とくに広く知られるようになったのが「歯並び」の重要性で、かみ合わせを改善する矯正歯科へのニーズは高まる一方だ。医療法人社団PRIDE会 吉井矯正歯科クリニックは、その高い期待に応えるべく矯正治療に完全特化するクリニック。理事長を務める吉井賢一郎氏が思い描く理想の矯正歯科の姿を追求し、患者の歯並びと美しい笑顔、そして心身の健康をデザインする。
吉井賢一郎
歯と骨の全体を見極めて描く「診断」

吉井氏は、日本における矯正治療の状況に大きな変化が起きているとの認識を語る。「近年、矯正治療への関心が高まり、歯列矯正が『特別なこと』だという見方がなくなっています。欧米のように、幼児期に必ず一度、矯正歯科の診察を受けることも一般化し、若年者を中心とした審美的な目的での治療のほか、中高年の方のかみ合わせ治療なども幅広く行われるようになっています。健康増進の観点からも、良い傾向であると思います」

吉井氏が「歯並び専門」のクリニックを立ち上げたのも、矯正治療への期待とニーズに対応するためといえるが、同時に矯正歯科に関する、ある懸念も後押ししている。

「一般の意識が高まる反面、治療で思うような結果が得られなかったことによるトラブル事例が増えてきています。患者さまの求めるレベルが上がったこともありますが、しっかりとした教育を受けず、安易に矯正治療に着手する歯科医師が多いのも原因だと考えられます。矯正治療は片手間でできるものではなく、キャリアのすべてをかけて取り組むべきもの。そこで私は、むし歯治療などを行わずに専門特化することを決めたのです」

吉井氏が強調するのは、矯正治療の「奥深さ」だ。むし歯や歯周病治療と異なる特徴として挙げるのが、治療前に完成のイメージを「診断」することの重要性である。

「家を建てる時、設計図なしで作業を始める人はいません。建物は基礎や柱など一つひとつの部材が支え合いバランスを保っています。歯並びも同様で、歯や歯茎、歯槽骨やあごの骨格全体が連動し、一つがずれるとすべてがずれてしまう。お子さまの場合、将来の成長予測も必須となりますし、初めて患者さまの口の中を見た時から、治療の完成図を描き出すスキルが大切なのです」

吉井氏が提唱する通り、施すべき治療の「答え」は決して一つではない。審美的な観点と、かみ合わせなど機能的な観点は異なることがあり、歯を抜くか抜かないか、大掛かりな手術を行うかなど、患者の意思によっても手段が変わるのが矯正治療だからだ。
そのため吉井氏は治療のゴールを見据えつつ、複数の選択肢をもとにした診断を行い、他の専門家と連携。治療全体をコーディネートできる存在として人気を博している。

吉井賢一郎
第三者機関の認証取得でサービスを改善

医療法人社団PRIDE会吉井矯正歯科クリニックは、通院されている患者のために2020年5月に増改築を実施、リニューアルオープンした。施設内で印象的なのは「五感」を大事にした空間作りだ。ハワイアンミュージック、フラワーアレンジメント、程よいライティング、行き届いた清掃など、訪れる者を心地よくさせる数々の工夫がある。

その理想は、積極的に取り組む第三者機関による認証取得にも表れている。同クリニックは2015年、品質マネジメントシステム「ISO9001」を取得。国際規格の基準で、医療サービスの品質の維持、改善の仕組みをもつことが認められた。

また、建物や設備などの職場環境に関する認証も取得した。空気、水、食物、光、フィットネス、快適性、こころの7要素で、健康的なワークプレイスを認証する『WELL認証』だ。施設の改築を機に、広いスタッフルームや食堂を設置するなど、より働きやすい環境作りにも専心している。

「医療に限らずすべてのサービスの基本は『人』。相手が何をしてほしいかを考え、きめ細かい気遣いができるスタッフがいるからこそ、同じ治療でも『この人のいるクリニックに行きたい』と思っていただける。スタッフへの感謝の想いは、誰よりも強くもっています。職場環境でも待遇でも、スタッフの満足度を高められるよう努めていきたいですね」

吉井氏に改めて、将来のクリニックの目標を聞くと「『世界トップクラスの矯正歯科』を目指します」という力強い言葉が返ってきた。

「トップクラスと言っても、ほかのクリニックと比較するのではありません。言葉に表すのは非常に難しいことですが、私の中で『世界トップクラスの矯正歯科』のイメージははっきりとあり、それを目指し続けるということです。現状に満足せず、また初心を忘れず、お一人お一人の患者さまを大事にすることによってのみ、その理想に辿り着くことができるのだと思っています」。

笑顔を絶やさず、柔らかな口調で語り掛ける吉井氏。しかしその語り口からは、強い意志を感じさせる。医療技術や治療環境、ホスピタリティなどの終わりなきテーマを、医療者としての存在をかけて追求し、さらなる高みを目指す決意を感じさせてくれた。

吉井賢一郎

医療法人社団PRIDE会 吉井矯正歯科クリニック 理事長
http://www.yoshii-ortho.or.jp/
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。