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禰津圭佑
NEZU KEISUKE

禰津圭佑

株式会社KESHIKI 代表取締役

多くの笑顔を生み出してきた源泉は
顧客のためになることをしたい真摯な気持ち。
コロナ禍の2020年4月に名古屋市で創業した株式会社KESHIKI。低金利が続く今の時代において、生命保険、資産形成支援、不動産投資、就労支援という幅広い事業で顧客への資産コンサルティングなどを行っている。代表取締役を務める若き経営者の禰津圭佑氏が最も大切にしているのは、自分と関わることで幸せになってほしいという強い思いだ。
禰津圭佑 画像はイメージです。
各分野のプロが資産形成をサポートする。

KESHIKIの事業内容は、保険代理業、株や投資信託などによる投資への支援、不動産投資、就労支援となる就職斡旋の4つに分類される。保険は日系と外資系をあわせた全14社の生命保険や損害保険を扱い、資産形成支援では投資へのアドバイスに対して報酬が発生。不動産投資は区分マンションなどを購入した顧客が、家賃収入や売却益などを得るもので、不動産会社と提携することで発生するコミッションが売上になる。就職斡旋以外はすべて資産運用に関するもので、資産に関するコンサルティングを行う会社といえるだろう。

「お客様が生きていくうえで必要なキャッシュポイントをどう増やすか。または、低金利ゆえ減っていくかもしれない資産をどうやって守るか。さらにどれだけ税金を抑えられるかなど、お客様のためになる提案をさまざまな方法でできることにやりがいを感じます。前職では保険でしか提案できないもどかしさがありましたが、今ではそれ以上のことができています」

1987年に愛知県で生まれた禰津氏は大学卒業後、大手新聞社で購買部数を伸ばすための営業職を6年間経験。その後ヘッドハンティングによってアメリカの保険会社、プルデンシャルの日本法人であるプルデンシャル生命保険へ転職した。顧客の紹介によって売上を伸ばしていくという同社特有の環境の中で、元来の営業力にさらに磨きをかけ、みるみるうちに顧客を開拓し人脈を広げていった。その営業手法は、顧客のためになることを率先してやったことだという。

「人はギブアンドテイクにおいて、先にやってもらうことを求めがちですが、私はお客様のためになることを、見返りを期待せずに先に行っていました。例えば、車のディーラーに勤めている人に対しては車を買ってくれる人を紹介。私の人脈の中でマッチングさせることで相手のためになることをしていたのです。そのようなお付き合いをしているうちに信頼していただき、保険に加入してくれる人を紹介いただいたことが多々ありました。そのようにしてお客様を開拓し、顧客数では同期入社の中で上位成績を収めることができました」

順調に信頼関係を築き、さまざまな相談をもち掛けられるようになった禰津氏だが、顧客に本当に満足してもらえる提案をするには限界を感じ始めていた。例えば、他の保険会社にいい商品があったとしても取り扱うことはできず、人脈の中で不動産の売買を斡旋するとコミッションが発生してしまい、会社の規則に抵触してしまう。そのような環境の中で、本当の意味で顧客のためなることを提案するために立ち上げたのがKESHIKIだった。

「お客様の期待に応えるためには、もちろん保険だけでは不十分で、幅広い分野のコンサルティングを行えるようにしたのはお客様のためです。幸いにも投資や不動産など、さまざまな分野に精通するプロといえる人達と信頼関係を築くことができていたので、彼らに役員になってもらい仲間として一緒に立ち上げたのがKESHIKIです。全員が豊富な人脈をもっていたので、ある程度の売上の目途が立っていたことも大きな後押しになりました」

禰津圭佑
願うのは日本人の金融リテラシーの向上。

日頃から金融商品に携わる禰津氏が、以前から気になっているのが日本人の金融リテラシーに対する低さだという。これだけ低金利で銀行にお金を預けても実質的には目減りしてしまう可能性があるにもかかわらず、日本人の銀行に対する信頼度は依然として高い。また自分の人生設計に本当に合っている保障内容かどうかを確かめることなく、安いという理由だけでウェブサイトでの保険に加入する人が多いことに対しても警鐘を鳴らす。

「海外では高校の頃からお金に関する授業があり、そのため保険や証券、不動産、預金など、投資先をバランスよく選ぶのが一般的です。日本では年金制度の維持が危ぶまれる中、NISAやiDeCoで自分の年金は自分で確保してくださいと言われているのに、多くの人達は何を勉強していいのかわからないという状況です。今の日本はようやく1960年代のアメリカに追い付いたという感じ。その差を埋めるには一人ひとりの金融リテラシーを高めなければいけません。そのために始めたのがキッズマネースクールです」

キッズマネースクールとは、将来の日本を担っていく3~12歳の子供達と両親を対象にしたお金に関することを学ぶイベント(現在はコロナ禍のため休止中)。例えば、親からもらったお小遣いを親にお金を預けることで利子を付けることを実践してもらったり、3カ国の外貨を用意してどこに投資をしたらお金が増えるのかを考えてもらったりすることで、子供の頃から投資や資産形成を身近に感じてもらうきっかけづくりを狙ったものだ。

「大人に対しては、例えば定年までの間に入ってくる資産を概算してもらい、それに対してどうしたいのかを聞かせてもらい、資産を増やすための努力をしてもらうといったこともしています。よく短期的にお金を増やしたいと言われるのですが、長期的に考えることも必要。ときには保険でベースをつくって、余剰資金ができれば投資しましょうといったリスクを低減する提案もしています。もちろん利益のために積極的に投資してほしいという気持ちはなくて、リスクについても十分に説明し、やるやらないは最終的にはお客様に判断してもらっています」

あくまでも顧客のためになることをしたいと言う禰津氏。実際に社員を増やし会社を大きくするといったことに対する欲はあまりなく、将来的には人のためになるボランティアなどに大きな関心を示す。そこには子供の頃の家庭環境が大きく影響している。食べるものにも困るくらいの母子家庭に生まれ、住む家がなかった時期もあったという。

「何しろ塩味のあられにお湯をかけてふやかしたものが主食というほど貧乏でした。父親が違う年の離れた姉が2人いたのですが、私が小さい頃に結婚して出ていったので、それ以来母と2人で暮らしていました。車の中や健康センターで寝泊まりするとか、そんな経験をたくさんして、高校1年生のときに住む家が見つかったときは、ボロボロの家でしたがとても幸せだなって感じたのを覚えています」

そんな過酷な経験をしてきたからこそ、禰津氏は経済的に苦労している人や将来に不安を感じている人の力になりたいと強く願う。自分が関わることで、一人でも多くの人に笑顔になってほしい。その気持ちを大切にしている限り、これからも顧客や会社の仲間に信頼されながら良好な関係性を築き、KESHIKIはさらに発展し続けていくだろう。

禰津圭佑

株式会社KESHIKI 代表取締役
https://keshiki.ai/
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。