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久野和禎
KAZUYOSHI HISANO

久野和禎

コノウェイ株式会社 代表取締役

自分の可能性に気づき、
体験したことのない世界の創出に向けて。
大手から中小企業に至るまで、様々な規模の会社CEO、経営者を中心とした幅広い対象のクライアント層に対してコーチングおよびコンサルティング事業を展開するコノウェイ株式会社。同社の事業のなかで大きな注目を集めるのが、同社の代表取締役を務める久野和禎氏が自ら開発した、認知科学を基盤とした独自のメソッドだ。その真髄に迫ってみたい。
久野和禎
大手企業からも依頼が殺到するコーチング術

これまでのべ100社以上、1万人を超える人々に大きなインパクトを与え続けてきた「必ず結果を出すメソッド」は、多くのビジネスパーソンを中心に反響を呼び、現在も企業や大学などからの講演や講義の依頼が殺到している。

その中軸を担うメソッドが、「CEOコーチング®」「ゴールドビジョン®メソッド」「フィードフォワード®」と称される三つの自社ブランドだ。これら全てが認知科学を基盤としたものであり、久野代表もその普及や啓蒙に余念がない。

まず「CEOコーチング®」は、その名の通りCEOを対象とするコーチングと、それに伴うコンサルティングを行うもの。企業のトップのみならず、経営者や経営幹部に対してのマンツーマンでのレクチャーを実施し、具体的な方策を教示し、自走を促すコーチングと課題解決に導くコンサルティングの両軸からメソッドを伝授していく。

また「ゴールドビジョン®メソッド」は、誰もが豊かで幸せになれる本質的な自己実現メソッドであり、様々な角度から可能性を引き出し、「自分はやればできる」という概念を確立するもの。そして「フィードフォワード®」は、多くの人が未来に目を向けるために開発した独自のコミュニケーション技法で、将来性のある若手社員などに向けた研修や講演でも高評価を獲得。その三つの自社ブランドの普及により、ビジネスでの成果達成にひと役買っている。

久野氏自身も同社代表を務める傍ら、一般社団法人フィードフォワード協会の代表理事、一般社団法人コグニティブコーチング協会の副代表を務めるなど、その活動領域を広げているところだ。

もともと久野氏は、サンフランシスコ、日本、ロンドンで幼少時代を過ごし、幼い頃から日常的にコーチングに携わってきた。僅か7歳の頃から同世代の友人に勉強を教え、「大丈夫、君ならできるよ」と言い続けることが日課のようなものだったという。まさにそれがコーチングとの最初の出会いであり、現在に繋がる原体験でもあったのだ。

「私は昔から、人が結果を出すことが嬉しい性分でした。コーチングの肝は“君ならできる”という意識をいかに受け付けることができるか。自分ができると思ったことはできるという単純なメカニズムを多くの人が気づいていないんです」

その後、東京大学経済学部を卒業した久野氏は、就職をせずに自ら起業。そこでもコーチング関連の事業に携わり、社会人としてのキャリアをスタートさせた。30歳で人材系ベンチャー企業に初就職し、瞬く間にトップセールスを記録。持ち前の英語力を活かして外資大手企業に転職した後は、多様なマネジメントポジションを担いながら経営幹部にまで上り詰めている。

「当時、様々な部署に転籍してはチームを任され、部下にコーチングしていました。そしてどの部署も私がコーチングをした途端に想像以上の成果が出る。まさに再生請負人のような役回りで、外資企業に在籍していた約8年の間に、8つの部署を渡り歩きました」

久野和禎
認知科学との出会いから生まれた、独自のメソッド

そんななか、32歳のときに認知科学(人の脳と心の働きについての学問)に出会った。「家族が大病を患い、調べていくうちに脳の研究に行き着いた」ことがきっかけだったという。そして同分野の権威である、苫米地英人博士から学びを得ていくこととなる。

苫米地英人博士が製作総指揮を取り、久野氏が発起人となる「コグニティブ・コーポレート・コーチング™」は、いわゆる認知科学の最先端メソッドだ。そこに久野氏自らの経験やコーチングのノウハウを掛け合わせ、独自メソッド開発の足掛かりとしていった。

37歳のときには筑波大学のMBAを取得、首席での卒業を果たした久野氏は、独自のメソッドを通じて家族の病気をケア。さらなる自社ブランドの確立と普及を行うべく、2015年にコノウェイ株式会社を創業する。

「日々、CEOの方々と対峙しながら感じることは、CEOが変わらなければ社員は変わらないということです。経営には大きな重圧がかかりますが、クリエイティビティを発揮することができる楽しい仕事でもある。それを理解していただくためにも自分の領域を制限せずに、誰もがもつ自分の可能性に気づいてもらいたい」と久野氏。

しかしCEOや経営者にコーチングを行える人材自体が世の中ではほとんどいないため、相談件数は日を追うごとに増加。「今後はAIやIoT、VR、ブロックチェーンなどを活用し、コーチングの技術を広められる仕組みづくりにも注力していく必要がある」と久野氏は今後の展望を語る。

同社のビジョンは、誰も見たことがない、体験したことのない世界を切り拓くこと。そのためにも独自のメソッドを通じ、社会に対して大きなインパクトを与え続けていくことが当面の挑戦だ。誰もが自分の才能を発揮し、豊かに生きていける世界への扉は、久野氏が描く未来の中にあるのかもしれない。

久野和禎

コノウェイ株式会社 代表取締役
http://conoway.co.jp/
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。